WORDPRESS GUIDE / 07
WordPressホームページの公開前チェック
完璧になるまで待つのではなく、訪問者が必要な情報を問題なく見られる状態かを確認して、最初の公開を完了しましょう。
- 公開日
- 最終確認日
- 公開主体
- Project-if LAB
「公開」は、ほかの人から見えるかで確認する
WordPressをインストールした時点で、すでにインターネットから見える状態になっていることがあります。一方、利用中のテーマやサーバー、設定によっては、準備中の表示やアクセス制限が使われている場合もあります。
そのため、最後に必ず一つの「サイト公開ボタン」を押すとは限りません。この記事では、自分以外の一般訪問者がホームページを開き、必要な情報を利用できるかを確認します。
内容
必要なページと正しい情報が用意できているか確認します。
操作
メニュー、リンク、問い合わせ等を実際に操作します。
表示
PCとスマートフォン、HTTPSでの表示を確認します。
一般訪問者
ログアウト状態や別端末から、外部公開されているか確認します。
最初に必要なページをそろえる
初回公開から大量のページを作る必要はありません。誰に何を伝えるホームページなのかに合わせて、最低限必要なページを考えます。
会社、店舗、事務所などの事業サイトなら、次のようなページが候補になります。
- ホームページ全体の入口になるトップページ
- 会社、店舗、事務所、運営者について
- サービスや業務の内容
- 問い合わせ方法
- サイトの内容に応じて必要になるプライバシーポリシー等
すべてのサイトに同じページが必要とは限りません。ブログなら記事と運営者情報、ポートフォリオなら作品と連絡方法など、用途によって優先する内容は変わります。
訪問者が「誰のサイトか」「何を提供しているか」「必要ならどう連絡するか」を理解できる状態を一つの目安にしましょう。
仮の内容が残っていないか確認する
テーマの導入時や制作途中に使った仮の内容が、そのまま公開されていないかページごとに見直します。
- サンプル文章や
Lorem ipsum等の仮テキスト - 仮の画像やロゴ
- テスト用の投稿・固定ページ
- 仮の電話番号、メールアドレス、所在地
- リンク先が未設定のボタン
- 公開する予定のない初期投稿
テーマによって含まれる内容は異なります。必ず存在するものではありませんが、「あとで直す」と残した箇所を中心に確認してください。
サイト名と基本情報を読み直す
サイト名、説明文、会社名・店舗名・屋号、電話番号、メールアドレス、所在地、営業時間など、掲載した情報が正しいか読み直します。
住所や電話番号など、すべての項目を必ず掲載するという意味ではありません。サイトの用途と運営方法に必要な情報を選び、古い情報、表記の揺れ、入力ミスがないか確認します。
特に連絡先と営業時間は、訪問者の行動に直接影響します。実際に利用している情報と一致しているかを見ましょう。
メニュー・ボタン・問い合わせを試す
ページを読むだけでなく、訪問者になったつもりで操作します。
- ヘッダーやフッターのメニューから目的のページへ移動できる
- 本文中のボタンと内部リンクが意図したページを開く
- 外部リンクが正しいサイトを開く
- ロゴやホームへのリンクで入口へ戻れる
問い合わせフォームを設置した場合は、自分でテスト送信し、入力、送信完了、受信まで確認します。フォームを使わないサイトへ設置を求めるものではありません。送信できない場合の詳しいメール設定やフォーム構築は、別のGuideで扱う範囲です。
PCとスマートフォンで表示を確認する
PCで整って見えても、スマートフォンでは表示や操作が変わることがあります。実際のスマートフォン、またはブラウザの表示幅を狭めた状態でも確認しましょう。
- 文字が小さすぎず読める
- ページが横にはみ出していない
- ボタンやリンクを押しやすい
- 画像が不自然に切れていない
- メニューを開き、各ページへ移動できる
- 電話番号や問い合わせ導線を利用できる
すべての端末やブラウザで完全に同じ表示にすることが目的ではありません。一般的なPCとスマートフォンで、内容を読み、必要な操作ができることを確認します。
https:// で開けるか再確認する
ホームページのURLを入力し、https:// でアクセスできるか確認します。ページを移動した後も、意図した独自ドメインで表示されているかを見ます。
表示できない場合は、SSLの仕組みを推測で変更せず、利用中のレンタルサーバーが案内する設定状態を確認してください。ここではSSLの技術的な設定には広げません。
ログインしていない訪問者として見る
管理者としてWordPressへログインした状態では、管理バー、編集リンク、管理者だけに見える案内などが表示される場合があります。また、管理者には見えていても、一般訪問者には準備中画面が表示される可能性もあります。
次のどちらか、できれば両方でサイトを開いてください。
- ブラウザのプライベートウィンドウ、シークレットウィンドウを使う
- WordPressへログインしていないスマートフォン等の別端末を使う
トップページだけでなく、メニューから主要ページを開き、一般訪問者として内容を読めるか確認します。「自分のいつものブラウザでは見える」だけで公開確認を終えないことが大切です。
検索エンジンへの表示設定を確認する
WordPressには、検索エンジンにサイトの登録を控えるよう依頼する「検索エンジンでの表示」の設定があります。WordPress公式ドキュメントでは、管理画面の「設定」から「表示設定」へ進み、この項目を扱うことが案内されています。
一般公開し、検索エンジンにも見つけてもらいたいサイトでは、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」という趣旨の項目が意図せず有効になっていないか確認します。
この設定を変更しても、検索結果への掲載や時期、順位が保証されるわけではありません。検索エンジンへの登録やSEOの詳しい進め方は、公開後のGuideへ分けます。
完璧になるまで待たなくて大丈夫
誤った連絡先、仮の文章、操作できないリンクなど、訪問者が困る問題は公開前に直します。一方、すべての文章やデザインを完璧にしてからでなければ公開できない、と考える必要はありません。
必要な情報がそろい、訪問者が問題なく読み、操作できる状態なら、まず公開し、実際に使いながら改善していけます。未完成のまま放置するのではなく、公開時点で必要な内容を決め、その範囲をきちんと整える考え方です。
公開前チェックリスト
- サイト名と掲載する基本情報が正しい
- 仮の文章、画像、連絡先、テストページが残っていない
- サイトの用途に必要なページが用意できている
- メニュー、ボタン、内部リンク、外部リンクを操作できる
- 問い合わせフォームを使う場合はテスト送信と受信を確認した
- PCで内容と操作を確認した
- スマートフォンで内容と操作を確認した
https://で正しい独自ドメインを開ける- ログインしていないブラウザや別端末から主要ページを閲覧できる
- 検索エンジンへの表示設定が意図した状態になっている
ホームページは公開後に育てる
ホームページは、公開して終わりではありません。情報が変わったら更新し、必要に応じてページを追加しながら、少しずつ使いやすくしていきます。
今後のGuideでは、お問い合わせ、SEOと検索エンジンの基本、アクセス解析、バックアップ、セキュリティ、WordPress・テーマ・プラグインの更新、表示速度、SNSとの連携など、公開後の運用と改善も扱う予定です。
Phase 2の記事はまだ公開していません。まずは今回公開したホームページを一般訪問者としてもう一度開き、「公開できた」状態を確認しておきましょう。
この記事にはアフィリエイト広告を掲載していません。